2010年11月8日月曜日

見守り新鮮情報 第96号

見守り新鮮情報 第96号                平成22年10月25日

◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

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狙われる認知症高齢者!リフォーム工事の訪問販売トラブル
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高齢で認知症の父親が、業者に言われるままリフォーム工事を次々と契約し
ているのが、民生委員からの連絡で分かった。家の中を探したところ、屋根の
ふき替え工事、外壁塗装工事、門扉の工事などを契約した書類が出てきて、約
2カ月の間に6件、合計約1,300万円の契約をしていた。高額で必要のない工事
なので解約したい。(当事者:80歳代 男性)

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<ひとこと助言>
☆住宅リフォーム工事の訪問販売に関する相談は、いったん減少したものの平
成21年度から再び増加に転じ、認知症高齢者など判断能力が不十分な消費者
による契約に関する相談も増加しています。
☆特に認知症高齢者などの場合、被害が表面化するまでに時間がかかり、その
間に被害が拡大してしまうことがあります。家族や身近な人の見守りが不可
欠です。
☆最近は、分割払いではなく、「業者から促されるままに金融機関で現金をお
ろす」または「口座振込」により、一度に全額を支払ってしまうケースが多
くなっています。認知症の症状が見られる場合には、成年後見制度や、日常
的な金銭管理などを援助する社会福祉協議会による「日常生活自立支援事業
の制度」を利用するのも一つの方法です。
☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen96.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。

詳細は、「住宅リフォーム工事の訪問販売トラブルが再び増加へ-認知症高齢
者などへの見守りでトラブルの拡大防止を-」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20101021_1.html

●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

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