見守り新鮮情報 第85号 平成22年6月10日
◇発行:独立行政法人国民生活センター◇
__________________________
国の新しい制度を口実にした、石油給湯機の点検商法!
・平成22年4月
・四国地方
__________________________
「長期使用製品安全点検制度がスタートしました。地区担当者が順番に石油
給湯器の安全確認を無料で行っています」というはがきが届いた。後日、「訪
問する」と電話があり、点検に来た男性2人から「部品が汚れている」「この
ままだと火事になるかも」と言われ、心配になり部品交換をすることにした。
代金の9万6千円を支払う直前に振込用紙を見て、メーカーや販売業者とは無関
係な業者だと気づいた。(70歳代 男性)
==================================
<ひとこと助言>
☆長期使用製品安全点検制度とは、石油給湯機などの9品目について、長期使
用による事故を防ぐために平成21年4月からスタートした点検制度です。メ
ーカーや輸入業者に所有者登録することで、登録した業者から適切な時期に
点検通知が届き、点検(原則有料)を受けることができます。
☆メーカーや輸入業者による点検通知義務は、制度スタート以降に製造・輸入
された製品が対象です。事例の石油給湯機はそれ以前に製造されたもので、
対象外でしたが、無関係の業者があたかもこの制度に基づいているかのよう
に通知を出して訪問のきっかけをつくり、部品交換を勧めていました。
☆制度スタート以前に製造・輸入された製品についても、希望すれば点検を受
けることができます。メーカーなどに直接問い合わせましょう。
☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。
イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen85.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
__________________________________
本情報は、都道府県等の消費者行政担当部署等からの情報をもとに編集・発行
しています。
●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
***************************************************
「見守り新鮮情報(メルマガ)」の登録はこちら
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mgtop.html
***************************************************
0 件のコメント:
コメントを投稿