見守り新鮮情報 第94号 平成22年9月28日
◇発行:独立行政法人国民生活センター◇
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ついうっかり!?薬の包装シートの誤飲事故!
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事例1
処方された薬を包装ごと飲み込んだ。のどが痛く救急車で病院に行ったが、
のど仏の裏側に薬が引っかかってレントゲンでは見つからず、数時間かけて内
視鏡で取り出した。(80歳代 男性)
事例2
薬を包装ごと誤飲し、病院で検査したら、声帯の陰に見つかり内視鏡で取っ
た。1錠ごとに分けても角が丸くなる、あるいは包装を誤飲しても大事になら
ないように柔らかいものにしてほしい。(80歳代 男性)
事例3
病院で貧血検査のため内視鏡を飲んだところ、十二指腸の入り口付近にPTP
包装が刺さっていた。取り出したが十二指腸に穴が開いており、手術した。
(80歳代 男性)
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<ひとこと助言>
☆薬の包装は、プラスチックにアルミなどを張り付けたPTP包装シートと呼ば
れるものが主流になっています。薬をPTP包装ごと飲み込んでしまい、のど
や食道などを傷つけたという誤飲事故が後を絶ちません。
☆PTP包装の薬をハサミで1錠ずつに切り分ける人がいますが、飲み込みやすい
サイズになってしまう上に、切った角が鋭くなり危険です。1錠ずつに切る
ことはやめましょう。
☆1回に複数の薬を服用する場合は、あらかじめ病院や薬局で1回分の薬をPTP
包装から取り出して一袋に入れる「一包化」にしてもらうと、飲み忘れだけ
でなくPTP包装の誤飲も防ぐことができます。薬剤師に相談してみましょう。
イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen94.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。
詳細は、「注意!高齢者に目立つ薬の包装シートの誤飲事故-飲み込んだPTP包
装が喉や食道などを傷つけるおそれも-」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20100915_1.html
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